「ホラー小説を楽しみたいけど、Audibleではどんな作品が聴けるの?」
そんな疑問を抱いているあなたにむけて、この記事では初心者からホラー好きまで満足できる、Audibleで聴くことができるおすすめのホラー小説15選を紹介します。
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【人間の闇を描く】おすすめサイコパスホラー小説5選
【サイコホラーの傑作】『黒い家』貴志祐介
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。
ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。
信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。
恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。
第4回日本ホラー小説大賞受賞作。
「黒い家」のおすすめポイント
貴志祐介の『黒い家』は、保険金詐欺を題材に、日常に潜む狂気と人間の深層心理を鋭く描いたサイコホラーの傑作です。
実際の保険業界での経験を活かしたリアリティ溢れる描写と、緻密な心理描写による圧倒的な没入感は、他の作品では味わえません。
平凡な日常が一転して恐怖に染まる過程を追体験し、現実と非現実の境界が曖昧になる感覚を味わえる物語。
【学園ホラー】『闇祓』辻村美月
「うちのクラスの転校生は何かがおかしい――」。
クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。
そんな彼女に要は不審な態度で迫る。
恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるが――。
「闇祓」のおすすめポイント
辻村深月の『闇祓』は、転校生の不審な行動をきっかけに、身近な人々の中に潜む名もなき悪意が増殖し、迫り来る恐怖を描いたホラーミステリーです。
日常の中に潜む異常性を巧みに描写し、あなたを物語の深淵へと引き込みます。
人間関係の闇と未知の恐怖が交錯する、背筋が凍る物語。
【日本ホラー小説大賞】『ぼっけえ、きょうてえ』岩井志麻子
「教えたら旦那さんほんまに寝られんよになる。……この先ずっとな」
時は明治、岡山の遊郭で醜い女郎が寝つかれぬ客にぽつり、ぽつりと語り始めた身の上話。
残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密が隠されていた……。
岡山地方の方言で「とても、怖い」という意の表題作ほか三篇。
文学界に新境地を切り拓き、日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞を受賞した怪奇文学の新古典。
「ぼっけえ、きょうてえ」のおすすめポイント
岩井志麻子の『ぼっけえ、きょうてえ』は、岡山の方言で「とても怖い」を意味し、表題作を含む4編の短編からなるホラー小説集です。
特に、醜い女郎が客に語る寝物語である表題作は、衝撃的な展開と深い余韻をあなたに残すでしょう。
各作品は、岡山の風土や方言を巧みに取り入れ、独特の恐怖感を醸し出しています。
人間の深層心理と地方の因習が交錯する、恐怖と悲しみがあなたを突き刺す物語集。
【猟奇ホラー短編集】『鬼の跫音』道尾秀介
刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており……。(「ケモノ」)
同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある女の人と出会う。彼女が持つ、何でも中に入れられる不思議なキャンバス。僕はその中に恐怖心を取って欲しいと頼むが……。(「悪意の顔」)
心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終局とは。驚愕必至の衝撃作!
「鬼の跫音」のおすすめポイント
道尾秀介の『鬼の跫音』は、6編の短編からなるホラー小説集です。
各作品に共通して「S」という人物と鴉が登場し、物語に不気味な統一感を与えています。
日常の中に潜む異常性や人間の内面に潜む闇を巧みに描写し、あなたを深い恐怖へと誘います。
予想外の結末や巧妙な伏線が張り巡らされており、読後に強烈な余韻を残す、人間心理の深淵を覗き込むような戦慄の物語。
【ホラーミステリー】『ハサミ男』殊能将之
美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。
3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。
自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。
精緻にして大胆な長編ミステリの傑作!
「ハサミ男」のおすすめポイント
殊能将之の『ハサミ男』は、連続殺人犯の主人公が、自らの手口を模倣した別の犯人を追うというスリリングなホラーミステリーです。
一人称と三人称の視点を交錯させた語り口が、あなたを深い不安と恐怖の中に引きずり込みます。
主人公の歪んだ心理描写が物語全体を覆い、何が真実か分からなくなる感覚を味わえる、狂気と緊張感が絡み合う、息をのむ物語。
【スリル満点】おすすめファンタジーホラー小説5選
【はじめてのホラー小説におすすめ】『夜市』恒川光太郎
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。
そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた――。
奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング!
魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。
「夜市」のおすすめポイント
『夜市』は、異世界の市場で欲望と代償が交錯する、幻想的で切ない物語です。
不気味で美しい独特の世界観があなたを物語に引き込みます。
巧みな描写と余韻の残る結末は、ホラー初心者から上級者まで心に響くこと間違いなし。
忙しい日常に、新しいスリルを与える一冊。
【狂気ホラー短編集】『玩具修理者』小林泰三
その人は、何でも治してくれる。人形だってマシンガンだって、猫だって……だから私は過って死なせてしまった弟をその人の所へ持っていく。
現実と妄想、生と死の境に疑問を投げつける衝撃のデビュー作。
「玩具修理者」、「酔歩する男」を収録。
「玩具修理者」のおすすめポイント
小林泰三の『玩具修理者』は、壊れたものを何でも修理する謎の人物を描いた短編ホラー小説です。
淡々とした筆致で日常の中に潜む異常性を描き、あなたに深い不安感と恐怖を植え付けるでしょう。
短編ながらも緻密な構成で、衝撃的な結末が心に強く刻まれる作品ばかりです。
その独特の世界観と静かな狂気が、一度読んだら忘れられない体験を与えてくれる物語集。
【何度も聴きたくなるホラーミステリー】『予言の島』澤村伊智
「わたしは死ぬよ。言葉で。呪いで」
瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。
彼女の死から二十年後、《霊魂六つが冥府へ堕つる》という――。
天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、幼馴染みのひとりが遺体となって発見される。しかし、これは予言に基づく悲劇のはじまりに過ぎなかった。
不思議な風習、怨霊の言い伝え、「偶然」現れた霊能者の孫娘。祖母の死の真相を突き止めに来たという、
彼女の本当の目的とは……。
あなたは、真実に気づくことができるか――。
島の秘密が暴かれたとき、惨劇の幕が開く。
「予言の島」のおすすめポイント
澤村伊智の『予言の島』は、瀬戸内海の孤島で語り継がれる古い予言と、それに基づいて起こる連続殺人事件を描いたホラーミステリーです。
島特有の閉鎖的な雰囲気と、不気味な風習が物語を一層緊張感のあるものにしています。
巧妙に張り巡らされた伏線が読み手を驚かせる結末へと導き、恐怖と謎解きの両方を味わえます。
一度結末を聴いたらまた初めから聴きなおしたくなる、何度も楽しめる物語。
【バイオ医療ホラー】『ヨモツイクサ』知念実希人
「黄泉の森には絶対に入ってはならない」
人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。
究極の遺伝子を持ち、生命を喰い尽くすその名は――ヨモツイクサ。
北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。
そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。 地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。
この2つの事件は繋がっているのか。もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか……。
「ヨモツイクサ」のおすすめポイント
知念実希人の『ヨモツイクサ』は、北海道の禁忌の森で起こる神隠し事件を描いたバイオホラー小説です。
医師である著者の専門知識を活かし、未知の生物との対峙や緻密な医学的描写がリアリティを増しています。
アイヌの伝承や日本の神話を巧みに織り交ぜ、伝統と科学が交錯する独特の世界観があなたを魅了する、寒気が走るような恐怖に包まれる物語。
【ドキュメンタリーホラー】『近畿地方のある場所について』背筋
「近畿地方のある場所について」のおすすめポイント
背筋の『近畿地方のある場所について』は、実在するオカルト雑誌の記事や読者からの手紙、ネット上の情報を巧みに織り交ぜ、フィクションとノンフィクションの境界を曖昧にするモキュメンタリースタイルのホラー小説です。
近畿地方の「ある場所」にまつわる怪談を収集する過程で、次第に浮かび上がる恐ろしい事実があなたを深い恐怖へと誘います。
リアルな資料と緻密な構成が、現実と虚構の狭間で揺さぶられる感覚を生み出し、読後に強烈な余韻を残すでしょう。
現実世界に潜む未知の恐怖を描いた、戦慄の物語。
【背筋が凍る】おすすめ怪奇・怪談ホラー小説5選
【本格謎解きホラー】『リング』鈴木光司
同日の同時刻に苦悶と驚愕の表情を残して死亡した四人の少年少女。雑誌記者の浅川は姪の死に不審を抱き調査を始めた。
――そしていま、浅川は一本のビデオテープを手にしている。少年たちは、これを見た一週間後に死亡している。浅川は、震える手でビデオをデッキに送り込む。期待と恐怖に顔を歪めながら。画面に光が入る。静かにビデオが始まった……。
恐怖とともに、未知なる世界へと導くホラー小説の金字塔。
「リング」のおすすめポイント
鈴木光司の『リング』は、見た者を一週間後に死に至らしめる呪いのビデオを巡る物語です。
本格的なホラー要素と謎解きのミステリー要素が巧みに融合しています。
ホラー小説であることを忘れるほど、サスペンス要素が本格的なことに驚くはずです。
また、映画版との違いを楽しむことで、原作ならではの新たな恐怖と感動を味わうのもおすすめです。
【リングシリーズ続編】『らせん』鈴木光司
幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山竜司の解剖を担当した。冠動脈から正体不明の肉腫が発見され、遺体からはみ出た新聞紙に書かれた数字は、ある言葉を暗示していた。
……「リング」とは?
死因を追う安藤が、ついに到達する真理。それは人類進化の扉か、破滅への階段なのか。
史上かつてないストーリーと圧倒的リアリティで、今世紀最高のカルトホラーとしてセンセーションを巻き起こしたベストセラー。
「らせん」のおすすめポイント
前作『リング』の続編として、呪いのビデオの謎を科学的視点で解明し、ホラーとサイエンスが融合した独特の世界観を描いています。
医学者の主人公が未知のウイルスと対峙する緊迫感あふれる展開は、あなたをリングをめぐる物語の深淵へと引き込むでしょう。
前作からのキャラクターの運命や新たな謎も絡み合い、シリーズ全体の奥深さを感じさせる二作目。
【ダークホラー】『禁じられた遊び』清水カルマ
ママはもうすぐ生き返るよ
ーー「第4回 本のサナギ賞」大賞作
主人公・伊原直人は、妻の美雪、息子の春翔と共に幸せな生活を送っていた。しかし、念願のマイホームを購入した矢先、美雪が交通事故で命を落とす。絶望する直人に対し、春翔は「ママを生き返らせる」と、美雪の死体の指を庭に埋め、毎日熱心に祈りを捧げ出す。
同じころ、フリーのビデオ記者、倉沢比呂子の周囲では「誰も乗っていないエレベーターが動き出す」「部屋の中にカラスの死骸が突然あらわれる」など奇怪な出来事が次々に起こり始めた。
「禁じられた遊び」のおすすめポイント
清水カルマの『禁じられた遊び』は、愛と喪失が交錯するダークファンタジーの要素が強いホラー小説です。
母を蘇らせる禁断の儀式が引き金となり、善悪の境界が曖昧な恐怖と感動の物語が展開されます。
映画化されたことで、映像と小説で異なる解釈を楽しめる点も魅力ですよ。 他のホラー作品とは異なり、家族愛の深さがテーマに含まれています。
単なる怖さだけではなく、読後に心を揺さぶる余韻が残る物語。
【恐怖のバイオホラー】『天使の囀り』貴志祐介
北島早苗は、終末期医療に携わる精神科医。恋人の高梨は、病的な死恐怖症(タナトフォビア)だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように自殺してしまう。
さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。
アマゾンでいったい何が起きたのか? 高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?
前人未踏の恐怖が、あなたを襲う。
「天使の囀り」のおすすめポイント
貴志祐介の『天使の囀り』は、アマゾンの奥地で発見された未知の寄生生物が引き起こす恐怖を描くバイオホラーです。
詳細な生物学的知識を活かし、リアリティのある恐怖が圧倒的な臨場感を生み出し、あなたを恐怖に陥れるでしょう。
人間の本能や欲望を鋭くえぐる心理描写が物語を一層深いものにしているのが魅力です。
未知と人間性の対峙がもたらす独特の恐怖体験ができる物語。
【妖怪ホラー】『ぼぎわんが、来る』澤村伊智
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。 それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の怪我を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。 その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。
一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?
愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。 真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。
はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。 “あれ”からは決して逃れられない――。
「ぼぎわんが、来る」のおすすめポイント
澤村伊智の『ぼぎわんが、来る』は、架空の妖怪「ぼぎわん」が引き起こす恐怖を描いたホラー小説です。
三重県に伝わる妖怪とされる「ぼぎわん」の不気味さが物語全体を覆い、各章ごとに語り手が変わる斬新な構成であなたを引き込みます。
妖怪の恐怖と人間関係の闇が交錯し、リアルと非現実が混ざり合う背筋が凍る物語。
Audibleで聴けるおすすめのホラー小説まとめ
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